和の色名~お花まつりのころ~

fuji 和の色名
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こんにちは、カラープランナーの かわべ みえ です。

4月は桜にはじまり、たくさんのお花が咲き誇り、
木々も新芽の緑のヴェールをかぶったように
世界に色があふれる美しい季節。

景色を眺めるだけで心が癒される、
そんな優しい時期にまつわる色がたくさんあります。

今回は、そんな彩り豊かな春らしい色を
ご紹介したいと思います。

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お花まつり

4月8日はお釈迦さまの生まれた日。
お花の咲きにぎわう季節なので、
お祝いする降誕会を「お花まつり」といいます。

また、この時期はつばめが南から渡ってくる、
「玄鳥至る(つばめきたる)」という時期にあたります。

「つばめが巣をかけると、その家に幸せが訪れる」という
言い伝えもあるそうです。

つばめは、「玄鳥(げんちょう)」「乙鳥(つばくら)」
「天女(つばくらめ)」など、春の使いとして呼び名が様々あるようですよ。

個人的にはつばめの巣を大事にしているお店とかは
人柄がよさそうに感じて贔屓にしたくなります(笑)

清明のころ

お花や緑が美しい季節は、
新茶の季節でもあります。

清明が訪れる4月5日頃より手前に摘んだ茶葉を
中国では「明前茶(めいぜんちゃ)」、
そして、清明のころに採れるものは
「雨前茶(うぜんちゃ)」と呼ぶそうです。

春分前に摘まれた茶葉は「分前茶(ぶんぜんちゃ)」と
呼ばれ、最上のお茶とされます。

和の色名

nanohanairo

菜の花色(なのはないろ)

菜の花のような緑みの明るい黄色です。

菜の花畑が春の風物詩として登場するのは、
菜種油が広く流通するようになった、
戦国時代から江戸時代にかけて、と言われています。

菜の花も菜種油の色も「菜種色」と呼ばれていましたが
区別するため、明治時代以降、菜の花色が誕生しました。

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鶸色(ひわいろ)

鶸の羽根のような明るく爽やかな黄緑色。
鎌倉時代に誕生した色名と言われています。

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鶸萌黄(ひわもえぎ)

鶸色と萌黄色の中間の色です。

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若緑(わかみどり)

瑞々しい松の若葉のような明るい黄緑です。

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嫩黄色(どんこうしょく)

穏やかで優しい色。
「嫩」とは若さや弱さと美しいことを表します。

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黄鼠(きねず)

くすんだ黄色です。

wakamurasaki

若紫(わかむらさき)

江戸時代中期ころからの色名で、華やかで若々しい紫。
古くは「古今和歌集」や「伊勢物語」にも登場しますが、
この頃は色名ではなく、紫草の若い根のことを表現していました。

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藤色(ふじいろ)

藤の花のような色で平安時代からの色名です。
「藤」とつく色名は21色あると言われています。

藤は、花が風に散るさま「風散(ふぢ)」に由来するとも。

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藤紫(ふじむらさき)

江戸時代後期からの色名です。

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藤納戸(ふじなんど)

藤色と江戸時代に流行した渋い納戸色を組み合わせた色。

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紅藤色(べにふじいろ)

江戸時代後期に人気があった、紅がかった藤色。

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南京藤(なんきんふじ)

紅色がかった可憐な藤色。

tutujiiro

躑躅色(つつじいろ)

鮮やかな紫がかった赤い躑躅の花のような色。
平安時代からある色名です。

薫風香る季節、お花も緑も美しく、心地よい気温。
歩いているだけで幸せな気分になれる季節です。

ぜひ、景色の中の色を楽しんでみてくださいね。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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