【流行色とは?】その年の流行色は、いつ、どこで、誰が、どんな風に決めるのか?

gradationflower1 色彩
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こんにちは、カラープランナーの かわべ みえ です。

先日、日本流行色協会より2020年の色が発表されました。

2020年の色、って何?流行色のこと?
と不思議に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今日はその年の色のことやファッションで
取り上げられることが多い「流行色」について、
書いていきたいと思います。

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流行色とは?

まずはじめに流行色ってなんだろう?というところから。

そもそも、流行色とは??

コトバンクでは

ファッション用語。 一般には,流行している色をいうが,ファッション業界では流行するであろう服の色または流行させたい服の色を含む予測色を意味している。 後者の意味での流行色はファッションの国際化に伴い,世界各国のさまざまな機関によって組織的に決定されている。

と定義されています。

「流行っている色」と「流行させたい色」。
どちらも表現されているのですね。

流行色情報の2つの側面

流行色情報には2つの側面があります。
それが「結果情報」と「予測情報」。

「結果情報」

過去に多くの人に受け入れられてヒットしたもの。

「予測情報」

これからどんな傾向の色がヒットするのか未来を予想するもの。

どちらも物理的に量を数値化できる情報と、
その時代ごとの心理的な要因がかかわり、
量を数値化できない情報があります。

ややこしいですが、一言で言ってしまうと、
「量と心を測る」ということ、です。

あれ?余計にややこしいかな・・・。

いつ頃どのように決められる?

ファッション関連の流行色情報は年に2回、
春夏(SS)と秋冬(AW)のカラートレンドが発表されます。

この流行色ですが、実は2年も前に決定されるのです。

時期別に簡単にまとめてみますね。

2年(24か月)前
パリに本部がある国際流行色委員会
通称INTERCOLOR(インターカラー)にて
実シーズンの約2年(24か月)前という、
最も早い時期にカラートレンド情報が発表されます。

このインターカラーは、国際間で流行色を選定する世界で唯一の機関です。

ちなみに、この委員会には日本も加盟していますよ。
加盟国は現在16ヵ国だそうです。

約1年半(18か月)前
インターカラーで発表された色を各国が自国に持ち帰り、
それぞれの国にあうカラートレンドをまとめます。

日本では、JAFCA(一般社団法人 日本流行色協会)さんが
それをされています。 注:ジャフカと読みます。

ブログ冒頭でコトバンクでの流行色の定義を
お知らせしましたが、実はこのトレンドカラー、
ファッションだけではないのです。
婦人服、紳士服、リビング用品、化粧品、
ファッショングッズは春夏・秋冬の年2回、
そして、自動車は年1回、色が選定されています。

JAFCAから発表のあったトレンドカラーは、
商品企画を経て、商品化されていきます。

約1年(12か月)前
素材展などが開かれます。
素材展で有名なのはプルミエールビジョンや
イデアコモ、インターストックなど。

半年(6か月)前
アパレル展示会やデザイナーコレクション(パリ・ロンドン
・ミラノ・ニューヨーク・東京など)が開催されます。

実需期(オンシーズンです)
販売店店頭やファッション誌などを飾ります。

ここでようやく我々の生活に直接関わってくる感じですね。

時代背景とリンクする流行色

この流行色、じつは時代背景ととてもリンクしています。

1950年代から10年ごとくらいに大きな流れがあるのですが、
たとえば・・・

1970年代 オイルショックや環境・公害問題など
世界的に景気不況だった時代。
ファッションにおいても、ナチュラルカラーや
アースカラーと呼ばれる茶色系やカーキ・オリーブなどの
色が流行し、自然志向が強く現れました。

不安な時代に土台をしっかりしたい、
という人々の想いが込められているようにも感じます。

今の時代は後からみたらどんな風に映るのでしょうか?
そのあたりも今後流行色をみていく中で、
一つのポイントにしても面白いかもしれません。

流行色を取り入れるメリット

ここでは流行色を取り入れるメリットを少し考えてみました。

最大のメリットは、
色を取り入れるだけで簡単にトレンド感が出せる
ことではないでしょうか?

同じ形の服でも、色が違うだけで印象は変わります。

流行色が自分に似合う色だったら最高ですね。
そんな時は迷わずその流行色取り入れちゃってください。

ただ、形も色も自分に似合うトレンド、って
なかなかない、ような気がします。

トレンドの形を追うよりも、形はベーシックで
色がトレンド、のほうが着こなしやすいはずです。

2020年の色は?

2019年12月に入り、JAFCAから2020年の色
2019年今年の色が発表されました。

この「年の色」は流行色とは異なり、その年をあらわす
テーマカラーのようなものです。

注:この発表された色は、ファッションカラーとは異なります。
ファッションカラーは別にトレンドが発表されます。

2020年の色

human red

ヒューマンレッド

2020年のキーカラーとなるのは鮮やかな赤、です。

デジタル化が進む中、人間らしさに注目し、
人ならではの豊かな感情や身体の躍動感を象徴する色として選定しました。

とHPの中で記されています。

夏には東京オリンピックの開催が控えています。
この色にワクワク感や躍動感、高揚感が象徴されていると感じます。

2019年今年の色

また、今年はじめてウェブ上で行った一般投票から
2019年今年の色に「オレンジ」が選ばれました。

orange

このオレンジ、新元号に変わる新しい時代の幕開けに
フレッシュさや未来への期待を感じる色、という理由が
多かったようです。

ちなみに、天皇陛下が即位の礼でお召しになっていた
袍(ほう)の色は黄櫨染(こうろぜん)と呼ばれる
赤みの暗い黄褐色。オレンジを暗くしたような色みです。

また、皇太子が身につける袍の黄丹(おうに)は
鮮やかな赤みの橙色。まさにオレンジ色ですね。
秋篠宮皇嗣殿下がお召しになっていらした袍の色です。

どちらも禁色(きんじき)と呼ばれる、天皇と皇太子の
ポジションにある方しかお召しになれない色。

今年はこれらの色の説明などがたくさん報道されていましたので、
このあたりも今年の色に影響を与えているかもしれませんね。

※今年の色は、JAFCAにより予め選ばれた15色の中から、
「今年のムードを象徴すると思う色」を一般の方が理由と
あわせて回答し、得票数の多かった色が選定されたそうです。

PANTONE Color of the year

また、これとは別にアメリカのPANTONE社からも
2020年のColor of the yearが
発表されています。

その色がコチラ

classic blue
2020年はクラシックブルーです。

「安らぎをもたらす」色として選定されています。

日本の「赤」とアメリカの「青」。
とても対照的な色なのが印象的ですね。

ちなみに、赤は交感神経に働きかけ、
青は副交感神経に働きかけるといわれています。

赤は情熱的に何かに挑戦したいときや、
自分を鼓舞したいときに、

青はクールダウンして冷静に物事にあたりたいときに
使っていただけたら色の効果を活かすことができますよ。

その年の色と流行色の違いなどを書いてきましたが、
個人的には、好きな色を好きなときに使うのが
精神衛生上良いと考えています。

ぜひ、お好きな色、気になる色をたくさん生活の中に
使ってみてください。

なお、ファッションカラーのトレンドはブログ執筆段階では
(2019年12月17日現在)JAFCA HPでの
発表がなく、掲載がございません。

他のサイトなどでは流行色予想が書かれているものがありました。
気になる方はよろしければチェックしてみてくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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